もっと優しい世界に~世界をリデザインしよう~ Re-design.11 『嘘をつかせてはいけない』




 

提供:ながいあづみ さん

 

ライタープロフィール

永井 吾鶴美(ながい あづみ)

子どもの天性の才能を発揮させる『天才合宿』主催。山鹿市菊鹿町の『みんなの森』にてfree school『森の自分学校』の運営にも関わる。自身と息子、友人たちが発達障害(ウェ~バ~と作者は呼ぶ:波を起こし、周りを揺さぶる者、というイメージから)の特性をヒントにコンセプトを創っている。

イベントの企画や主催をしたり、デザインしたりイラストや漫画を描いたり、文章も書いております。多摩美術大学卒。2児の母。独身。

 

『嘘をつかせてはいけない』

「嘘をついてはいけません」と言うけれど、大人は色んな嘘をつきます。例えば、交通ルールなどにも『暗黙の了解』などがあり、道路に出てみたら、教習所では教えてもらわなかったルールが色々とありました。「嘘をついてはいけません」と教えられる幼い子どもは、まだ現実と創造の境界線が緩い時期でもあり、「嘘」と言う概念もまだなかったりします。ですが大人は嘘をつきながらも「嘘をついてはいけません」と言います。混乱しますねw
私は嘘をつかれるのは嫌だし、自身も嘘をつくのは得意でも好きでもありません。渾身のギャグを繰り出す時は、嘘をついたりしますが。では、ついてはいけない嘘との違いはなんでしょう?

『信用を失う嘘』と言うのがあります。その嘘をつくことで、相手に損害を与えたり、心に傷を作ったりする嘘です。大きいものだと『詐欺』になります。【相手を欺くための嘘】ですね。虚言癖の人はわかりませんが、意図的につく場合が多い嘘でしょう。

子どものつく嘘はどうでしょう。子どもが嘘をつく必要がある場面は、どんな時でしょう。例えば、「勝手にお菓子を食べたのがバレたら怒られる!」「食べてないよ!」とか?【相手の顔色を見ての嘘】(怒られないため)ですね。これは、怒られることがなければ、起きない嘘かもしれません。
それから、「大丈夫」と言う嘘もつきます。これは大人もよくつきますね。その嘘をつき過ぎて、自分自身でも大丈夫だと思い込んでしまうこともあるでしょう。これも【相手の顔色を見ての嘘】(心配されないため)ですね。心配されてうるさく言われるのを避ける、と言うのもあるでしょう。相手を信じて、尊重できていたら、起きない嘘かもしれません。

【相手の顔色を見ての嘘】と言うのは、本来必要のない嘘です。相手がどう反応しても、自分を通す。もしくは相手が嘘をつく必要のないように尊重する。そう出来たなら、起きないかもしれません。実際にはそう簡単にはいかないかもしれませんが、この嘘はつく必要がない方が、双方の負担は軽いです。
大人は、このケースで、子どもに嘘をつかせてしまことがよくあると思います。「嘘をつくな!」と言いながら、嘘をつかないと身を守れないような状況も作ります。例えば、「宿題やったの?」と言うプレッシャーを与え、やっていないと怒る、と言うような形はそうですね。嘘をつくように追い込んでいます。相手を力でコントロールしようとしてるから起きる歪みです。

【相手を欺くための嘘】と【相手の顔色を見ての嘘】を、どうも大人は混同していて、子どもが嘘をつくことを、ろくでなしみたいに言ったりしますが、この2つは違うと思うんですよね。子どもに嘘をつかせてしまうような追い込みをしていないか?大人側をチェックしてみてくださいね。

お子さんのご相談、ご自身の子育てのご相談、お待ちしております。コラムにてお答えしていきます。




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